D2Cが着目されている理由

D2Cが着目されている理由

D2CとはDirect to Consumerの略。DtoCと記載されることもあります。

「消費者に対して製品を直接的に販売する」仕組みのことで、近年注目されているビジネスモデルです。

 

ただ消費者に直接販売するだけなら、BtoCと変わらないと思うかもしれませんが、実は大きな違いがあります。

その違いは、大きく分けると以下3つ。

  1. 世界観・ストーリーで売る
  2. 顧客との関係性を構築する
  3. デジタル手法を駆使した、顧客への情報発信、広告、マーケティング、購入まで一貫して行う

 

1. 世界観・ストーリーで売る

これまでは良い商品を作り、卸業者を通じて、小売店舗に並べておけば、購入されていました。
しかし今は商品が増えています。

例えば家電量販店の扇風機コーナーを思い浮かべてください。
たくさんの扇風機がひとつのコーナーに置かれ、果たしてそれぞれの扇風機の違いが分かるでしょうか。

D2Cでは、商品の機能や価格といった比較により選んでもらうというよりも
「なぜこの商品を作ったのか」「なぜこの商品をあなたに使ってほしいのか」といった
世界観やストーリーを前面に出すことで、他社との差別化を図ります。

 

2. 顧客との関係性を構築する

顧客と直接つながり、対話し、関係性を構築することも大きな違いです。

かつての広告手段のメインは、テレビでのCM広告や、新聞の折り込みチラシなど、
販売者側から一方的に情報を発信するものでした。
そのためメーカーは少し遠い距離感にあり、「親しみがある」というよりは「憧れる」存在でした。

しかし今は、SNSなどにより顧客と直接コミュニケーションをとることが可能になりました。
顧客と直接対話することで、距離が縮まり、「憧れる」というより「親しみがある」存在に。

アイドル業界でいうと、AKB48が分かりやすいかもしれません。
それまで芸能人というとテレビでしか見ない、遠い存在だったものが、
秋葉原という場所で直接会えるアイドルとして売り出しましたが、
これも顧客との関係性が変わってきた時代を示していると感じます。

 

3. デジタル手法を駆使する

SNSというツールを使うだけでなく、デジタル手法を駆使して、
WEBサイトなどでの情報発信からマーケティング、宣伝広告、販売、データ集計などを一貫して行います。
特に、データ集計はこれまでとの大きな違いです。

従来の手法であるテレビCMやチラシなどでは、
「それを実施したことが原因かどうかは厳密には分からないが
結果的に物が売れたから効果があったのだろう」という憶測で
効果分析をしていました。

これがデジタル手法を駆使すると、何人の人がどの媒体を閲覧し、
そのうち何人が購入しようとして、何人が購入せずに離脱し、
結果的に何人が購入したか、その内訳として多い世代や地域はここだ、
といったデータ分析を行います。

そしてそのデータ分析を基に、次の施策を行うのです。

 

 

Chika Ohira

29.01.2020

D2C

マーケティング